基本的に
日経225オプションなどの株価指数オプションは、多額の資金力を武器に、大量
の株式を保有する機関投資家のリスク回避や、
裁定取引でのサヤ抜きを主な目的として
使われてきたのでまさにプロのための市場とされていました。
ですので、大口の場合は
株価指数オプションをヘッジに有効に活用しようとすれば、株価
指数をかたちづくる数十から数百の銘柄の現物株を持っていなければ意味がありません。
こうしたことから、個人投資家の隙いる間はございませんでした。実際に、日経平均株価
採用の
225銘柄を、最低単位で全て買うには数億円の資金が必要です。
機関投資家の間では保有株のヘッジのために株価指数先物を売るという行為も一般的
に行われていますが
株価指数先物は取引単位が、あまりに大きいことから、これから
投資をはじめようとする個人投資家が容易に利用出来るものではございません。
また、個人投資家が保有する数銘柄のヘッジのために株価指数先物を売ったとしても、
その持っている株が株価指数先物とは必ずしも連動していないことから、残念ながら
ヘッジ取引としての効果はほとんどありませんでした。
一方で株券オプションの場合は個別銘柄に投資するので、現物と両建てのポジションを
取りながら取引することが可能です。
オプションのポジションに損失が発生した場合に
は権利を行使しなければ良いので損失を限定できます。
そして、信用取引で両建てのポジションを取るよりも遥かに投資効率が良いです。また、
市場参加者が少ないような閑散とした相場でも利益をあげられる可能性がありますので、
オプション取引の投資効率の良さを実感していただけると思います。
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