株券オプションはプレミアムが安く、個人投資家とって参入しやすいです。手持の株の値下
がりに対するリスクをヘッジする手段としても、非常に有効とされています。
例えば、もしキャノンの株を持っていて、値下がりが心配なら、株券オプションでキャノンの株
のプットを買うかコールを売っておけば良いわけです。
オプションや先物を総称して
デリバティブというんです、最近の金融危機によって、イメージ
が著しく悪くなりましたが、これまで以上に個人投資家に身近になりました。
実際に、デリバティブ人気が高いとされるアメリカでは、取引高の60〜70%が個人投資家と、
いわれています。株券オプションは、現物株市場と密接に関連しています。
個人投資家にとって使いやすいというだけでなく、現物株の流動性を高め、価格形成にプラス
の効果を与えるメリットがあるといわれています。ただし、日本での開始直後を見ると、出来高
が少なく、オプション自体の流動性に問題があるように思えてなりません。
プレミアムが理論価格よりもかなり割高になるケースもございます。なので、慎重な価格評価
が必要とされます。そして、株券オプションは、少ない資金で株式の購入・売却予約ができる
など、さまざまな便利な機能を備える魅力的な商品です。
しかし、それだけに使用方法を間違えると大変です。基本的にハイリスクハイリターンな商品
であることを強く認識する必要がありますが、他のデリバティブ商品に比べると、個人投資家
でも十分リスク管理することは可能となっています。
『タグ』 株券オプション 先物 デリバティブ プレミアム リスク
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