ボトムアップ・アプローチは、経済をはじめ景気などの予測および分析することによって
投資する銘柄をピックアップするといった一般的な運用手法と大きくことなります。
ボトムアップ・アプローチの場合、個別企業の調査および分析することで株価の相対的
位置を見極めて投資判断を下します。
ファンドマネジャーや、アナリストの多くは実際に入手できるありとあらゆる情報や指標
を用いて投資判断を下します。
しかし、ボトムアップ・アプローチでは、実際に企業を訪問し、経営陣だけでなく工場や
営業所で働く現場の方々の声も取り入れることで企業の実体を測ります。
投資判断を下す上でアナリスト評価は、相場への影響力が強いにも関わらず、実際に
足で集めた独自の情報は少ないようです。
また、実際の相場での
株価の動きや企業側から発表された指標の後追い的な格付けも
多いように見受けられますので注意する必要があります。
こうしたことは、プロのファンドマネージャーやアナリストだけでなく、個人投資家でも、
地元に上場している企業はなくても、近所に営業所や店舗はあると思います。
そこで働く人々や商品の良し悪し、もしくは普段なにげなく行なっている趣味的活動の中
から、アナリストですら入手できない貴重な情報を入手できる可能性があります。
これらを市場の状況や相場がどのように推移しているのか、また経済全般を考慮しながら
生活の中で得られた情報を実際の投資活動に反映することで投資成果が向上します。
PR