オプション取引においてボラティリティとは価格変動率を表し、一般的には標準偏差を用い
られます。またボラティリティの種類についてですが、ボラティリティにはヒストリカル・ボラ
ティリティ(HV)と、インプライド・ボラティリティ(IV)の2種類ございます。
<ヒストリカル・ボラティリティ(HV)>
ヒストリカル・ボラティリティとは、過去の値動きから実際の動きを表した統計的数字で、
過去の原資産市場価格の平均変動率です。
<インプライド・ボラティリティ(IV)>
予想変動率と訳されることから、何かを予想すると思われるかもしれませんが、予想では
ありません。相場のこれからのことを考慮しながら、その時々の相場の状況に応じて値付
けされることになり、これらを反映した変動率をインプライド・ボラティリティ(IV)といいます。
株式投資にはないボラティリティという概念が、より一層オプション取引の魅力を引きたたせ
ております。いわゆる投資といわれるものとは一線を画しております。
基本的にボラティリティは人間の心理などが色濃く反映されることから思わぬところで予想
外の優位性がうまれています。以下はオプション価格の形成される要因です。
<本質的価値>+<時間価値>=オプション価格
本質的価値とは原資産価格と権利行使価格との差から生まれ、本質価値があるかないか
は、この差がプラスであることが条件です。本質的価値がある状態がITMです。
(コールの場合)現在の原資産価値ー権利行使価格
もし、今現在日経225が、1万3000円台とき権利行使価格が1万2500円のコールを上述し
た計算式にあてはめますと。1万3000円ー1万2500円=500円
500円が本質価値=ITMとなります。
(プットの場合)権利行使価格ー現在の原資産価値
もし、今現在日経225が、1万2500円台とき権利行使価格が1万3000円のコールを上述し
た計算式にあてはめると。1万3000円ー1万2500円=500円
500円が本質価値=ITMとなります。
『タグ』
ボラティリティ オプション取引 株価指数
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